3DCG初心者がVRChatのアバターを作る

一度も3DCG触ったことないおじさんがVRChatを機に変わる話

全くの3DCG初心者が1日でVRChatアバターをBlenderで作ってログインする話-3-

残すところあともうちょっとです。もう少しだけ、お付き合いください。

このブログで少しでもオリジナルアバターを作ってVRChatにアップロードする敷居が下がればなと思います。

 

3行まとめ

  1. 調整して保存したアバターをUnityにインポートする
  2. インポートしたアバターにアップロード用のパーツを接着する
  3. Unityの中でVRChatへログインし、アップロードする

 

 

-1-必要なアプリのインストールや登録作業の説明はこちら

vr-san-o.hatenablog.com

 -2-アバターの作成などの説明はこちら

vr-san-o.hatenablog.com

 

 

アバターはFBXですでに用意してあるけど、アップロードの方法だけ知りたい!という方はここから読み始めてOKです。

 

-2-までで、

  • VRCHATを遊ぶ用のアプリ、 VRChat
  • VRCHATでアバターを作るためのアプリ、 Blender
  • VRCHATにアバターをアップロードするためのアプリ
          Unity と VRChatSDK

の4つのアプリがパソコンの中に用意され、

  • Steamにログインするためのアカウント
  • VRChatログインに使用するVRChatのアカウント
  • UnityにログインするためのPersonalアカウント

の3つのアカウントが貴方のメールアドレスに紐づけられ、

  • VRChatへアップロードするアバターのデータ 〇〇.fbx ファイル

が出来ました。 〇〇には付けたお名前が入っていると思います。

僕の場合はcup_5.fbxでした。(FBXの保存に4回失敗しました)

 

 

 

VRChatでアバターを作ってログインするために必要なのは

  • 「ダウンロードするアプリ」4種類 ・・・ OK!
  • 「ユーザID類」3種類       ・・・ OK!
  • アバター              ・・・ OK!

です。 いよいよです。 

 

 何とかアバターの素を作ることに成功したおじさんが、残り30分ほどでアバターをVRChat上に投げ込む話になります。

アップロード編の-3-は-1-2-と比べるとゲームプログラマーチックな画面が多く、初めて触る人は本当見た瞬間拒絶したくなるような訳がわからない状態になると思います。

(自分も初見はそうなった)

 

ですが、Blenderやアカウント登録の画面を見て ウッ!ってなってもここまで来た人なら何とかなるので、最後の30分お付き合いください。

マニュアルを見ながら1歩ずつ進めば実はチェックしなければならない箇所が少なく、すぐ終わる作業ですので、1つずつ写真と状況を見比べながら進んでください

 

 

確認事項 追記事項もあり重要なので読んでください。 ↓↓

※5月6日追記分 現在、VRChatにオリジナルアバターやワールドをアップロードする前に、

・ログインして過ごす

・フレンドを作る

・色んなワールドを見て回る

等ポジティブな行動を一定量こなす必要が生まれました。

逆にワールドからKickされる、ブロックリストに入れられる、などネガティブな行動が貯まるとアップロード権限を失うとも言及されています。 AFKだとログインして過ごしたことにならない?

具体的に何分ログインしていないとアップロードできないか、フレンド何人作ればいいのかまでは判断できませんが、ログインが短くてもフレンドの量が多ければ早く解禁されるし、交流を行わなくてもログインして活動が長くなれば開放される、どちらを行っても一定のポイントで解放される仕組みになっているようです。

憶測:ログイン1時間につき1ポイント、 フレンドを作ると1ポイント(最大20ポイントまで)、ワールドを移動すると1ポイント(最大10ポイントまで)、50ポイントたまると開放!みたいな感じだと思われます。あくまで憶測です!

 

このブログを見ている時点でVRChatに一度もログインしていない人は、一度ログインして色々なワールドや借りれるアバターを試し、他のプレイヤーと交流を持ってみてください。 メールが届くはずです。

人によっては24時間で解除、50時間で解除、48時間で解除と解除された時間がまちまちで・・・おそらく、フレンドの登録回数やAFK(放置行為)、ワールドの探検が関係しているのではと推測されます。

 

-2-のおさらい

ここから先、予期せぬエラーを起こしアバターを作ること自体は間違っていなかったのに、他の原因でアップロードに失敗することが多々あります。

-2-の最後らへんの記述が予期せぬエラーを起こしやすい特に大事な部分なので、もう一度ここに書いておきます。

 

f:id:san_o:20180112035450p:plain

FBXとしてBlenderでエクスポートする際、

VersionがFBX 7.4 binaryになっていること

Forward:の設定が -z Forwardになっていること

Up:の設定が Y up になっていること

を確認して下さい。(2018年1月25日現在)

 

Unity由来のひっかかりポイントが一つあるのでそれも共有しておきます。

Windowsにログインする名前(貴方が使っているパソコンで、ログインするときに表示されているアカウント名。 たかしのパソコン とかmyPCとか 家族で使っている場合はご自身の名前とか )に

日本語が使われている場合、Unityがその名前を読むことが出来ず(海外製だから!)その結果 VRChatにアバターがアップロードできない現象が発生します。

解決策として、新しいアカウントを英語名で (例: TakasiPC とか、DevelopAccountとか)作成しないとダメみたいです。

作ったアバターは別のアカウントにも問題なく持っていけるので、全部水の泡ではないです。

 

前置きが長くなりましたが本編です。

下記からですます調を省きます。

 

 

 

 

 

 

調整して保存したアバターをUnityにインポートする。

 

まずデスクトップ画面に作ったアバターのFBXファイルを置いておく

アイコンがこんな形になっていなくてもOK。

f:id:san_o:20180125004015p:plain

そしてUnityを起動する。

f:id:san_o:20180111231053p:plain

 

 

下図が開いたら、-2-の時に作ったプロジェクトを選択して開いて、Unityの大きなエディター画面を開いた状態にする

f:id:san_o:20180125012017p:plain

下図のような大きなエディター画面が開いたら、赤枠の部分で右クリック。

Create > Folderを選択して FBXの住所になる新しいフォルダーを作る。

f:id:san_o:20180125012215p:plain

「VRCSDK」というファイルは中に物を入れるとややこしくなるので、今回は使用しないように。

f:id:san_o:20180125014211p:plain

それらしい名前を付けてフォルダーを1個作成。

次に、少しUnityの画面を小さくし、デスクトップにおいてあるFBXがUnityの画面の外側に映るようにする。

 

 

 

f:id:san_o:20180125014706p:plainUnityの便利機能で、どこにいるデータでもドラッグアンドドロップでインポート出来るようになっており、その機能を使用する。デスクトップに置いたのは分かりやすかったから。

アバターのFBXファイルを先ほど作ったフォルダーにドラッグアンドドロップ

フォルダーの形がちょっとだけ変わる(→側のVRCSDKフォルダのように口が閉じる)のが確認できたら、ダブルクリックして中を確認する。

 

f:id:san_o:20180125015259p:plain

 フォルダーの中にドラッグアンドドロップしたFBXファイルと、「Materials」というフォルダーが生成されているのが分かる。

「Materials」フォルダの中身は、アバターの外見を描画する方法を変えたり、質感を調整する役割を持っていて、変更できる場合表現力が広がる。

アバターのアップロード行為には直接的には関係しないので、今回は編集しないで置いておく。 

赤枠で囲まれているFBXファイルの■部分をクリックする。

マグカップを初期アバターに選んだのも、色や質感が初期状態でも自然なマグカップになるから、という側面もある

 

 

Unityエディター画面の右側「インスペクターウィンドウ」に下図のようなものが出る。

f:id:san_o:20180125035056p:plain

ウィンドウに映っているAnimation Typeでそのアバターがどんなものなのかの概要を定義するもので、Noneだとアバターとして使えないため変更する。

基本的にVRChatにおいて使うAnimation Typeは、

・Generic(なんでも型)

・Humanoid(人型)

の二つと考えて問題ない 人型のほうが骨格等より高度な設定を必要とする分、動きに幅を出すことが出来る。

今回は人型のアバターではないのでGenericを選択。

Genericにした後、Genericアバター用の個別設定が数点出てくるが、マグカップのアバターをアップロードする上では変更する必要がない。f:id:san_o:20180125040810p:plain

Apply(適用して保存)ボタンを押して設定を保存する。

 

Applyボタンで保存したら、画面下側のフォルダ等が写っているウィンドウに視線を戻して、FBXファイルを

下図のイメージに従ってHierarchyウィンドウにドラックアンドドロップする。 

引っかかりやすいポイント

f:id:san_o:20180125041813p:plain

何をしたかというと、Applyボタンを押してアバターとして使えるようにしたFBXのデータを、アップロード用のリストに登録したというイメージで問題ない。

 

Hierarchyウィンドウに乗せると、FBXのデータをUnityがうまいこと解釈して、隣の画面「Sceneウィンドウ(ビューともいう)」の中にアバターが出現したはず。

上の図ではわかりやすいようにマウスホイールでマグカップがよく見えるようになるまで拡大しておいたが、 初期段階ではとても小さく映っていることに注意。 マウスホイールや←→↑↓キーや右クリック長押しを使用して見える位置を調節してマグカップがよく見えるようにしておくこと。

 

 

これでアバターのUnityへのインポートは完了

 

 

↓↓↓

 

 

インポートしたアバターにアップロード用のパーツを装着する。

ボタンとか小さすぎて間違えやすいので注意

 

 

 

最も本稿でひっかかって間違いやすい部分がこちら

アバター候補としてHierarchyウィンドウに登録されたFBXのデータだが、

実はHierarchyウィンドウは本当に何でも放り込めてしまうため、放り込んだアイテムの中でも、「実際これがアバターに使うものです!」という名札を付けなければならない。

まずは付ける名札の位置を下図画像で説明。

付けるべきアバターの名前をHierarchyウィンドウでクリックすると右側のインスペクタウィンドウにそのアバター候補の現在ステータスが出てくる。 

その後「Add Component」を押す

f:id:san_o:20180125043651p:plain

AddComponentボタンを押すと、下に名簿のようなものが大量に出てくるが、使用する名札の名前は VRC_Avatar Descriptor (VRCアバター説明書)なので、 検索メニューでVRCと入力して Avatar Descriptorを探す。 見つけたらそれをクリック。

f:id:san_o:20180125044042p:plain

下図のようにAvatorDescriptorとPiplineManagerという二つの名札がアバター候補にくっついたらOK。

f:id:san_o:20180125044554j:plain

この名札

・目線の高さ・奥行

・性別(人型用)

・立ちアニメ設定(人型用?)

・座りアニメ設定(人型用?)

・顎の有無(人型用)

アバターの設計図ID

など 札にしては多機能すぎてわかりづらい。

 

マグカップアバターは人型アニメーション設定等の設定は行わないため、それらの機能の中では

・目線の高さ・奥行

のみ記入すればよい。

かなり複雑でウンザリしてるかもしれないがあともう少し。

 

目線の設定

VRChat内でログインした貴方がどの位置から世界を見渡すのかを設定する重要な項目。

VRC_Avatar Descriptorを拡大した。

X値が横、Yが高さ、Zがマイナス奥行(0が真ん中、数値が増えると前に出る)を表していて、

マグカップの中心あたりに目線を登録して、可愛いアバターが飲む姿を間近で見たい場合は以下のような設定になると思われる。

f:id:san_o:20180125045128j:plain

作ったアバターの高さは人それぞれなので、調整が必要

それを可能にする目安のマークがあるのでそれを下図に表示する。

f:id:san_o:20180125045625p:plain

Avatar Descriptorを名札としてアバターにつけた瞬間に気付いた人もいるとは思うが、

マグカップの近くのどこかに灰色の玉が出現している。(初期設定では高さ1.6mのところに出現するので、マグカップの上空にいるはず)

AvatorDescriptorのX、Y、Zの値を変えると少し読み込みが走った後、この灰色の玉がXYZ値に応じて移動するので、この辺に目があったらいいなと思うところに移動するまで微調整してほしい。

 

調整が終わったら、アバターにアップロード用のパーツを取り付ける作業は完了。

このタイミングでCTRL + Sを押してUnityの状況を保存するのを勧める。

 

〇〇(お好きな名前).unity という形で保存されるので覚えやすい名前で登録しておく。あとでアバターのアップロードをもう一度したいときなどに今までやった作業をつづきから行える。

 

 

もうアバターアップロード完了は目前。

 

 

 

↓↓↓

 

 

 

Unityの中でVRChatにログインし、アップロードする

最後のステップ 

最後に、今アップロードするアバターが誰のものなのかをVRChat側に教えて終わりになる。

下図のようにUnityのメニューからVRChat SDKメニューを選択、 Settingsを選ぶと、VRChatSettingというウィンドウが出現する。(画面右部)

f:id:san_o:20180125051730j:plain

VRChatにログインするIDとパスワードを入力しSign INをクリックすると30秒~1分ほどでログインが完了し、アバターのアップロードが可能になる。

※もし、ここで2分以上待ってもログインできない、画面がSigning in......のまま止まってしまっている場合は VRChat Settingsウィンドウをドラッグして動かしたり、1度閉じたりしてみてほしい。

Unity側のバグなのか、画面の描画が遅れてしまい、ドラッグ等で強制的に動かして表示させないと更新してくれないことがある。

 

ログインすると以下のような画面にVRchatSettingウィンドウがなる。

f:id:san_o:20180125052253p:plain

ここで Future Proof Publish という選択肢があるが、チェックが付いていた場合外しておくとアバターアップロード時のエラー率が減るので外しておくこと。(経験則)

 

ログイン完了後、VRChat SDKメニューの Show Build Control Panelをクリックすると長めの読み込みの後下図右側のウィンドウのような、「VRChat」ウィンドウが出現する。

マグカップアバターが2万ポリゴンをオーバーしていなければ、「Build&Publish」というボタンが押せるようになっているため、そこをクリック。

f:id:san_o:20180125052617j:plain

 

1分程度の長めの読み込みの後、とうとうUploadの文字が見える。

uploadするために以下の説明をよく読む

f:id:san_o:20180125053528p:plain

アバターの名前を入力し、アバターの説明(僕の場合はthis is a cupと書いておいた)を入力

暴力的な表現、エロス他NSFW( Not Safe For Work ”仕事場で見ちゃまずい!”)があるならば該当箇所にチェック

最後に、今からアップロードするアバターが自分が権利を持つものであるならば赤枠にチェックを入れると、Uploadボタンが押せるようになって、完了。

 

 

他人が権利を持つアバターをアップロードしたい場合、必ず権利者の利用規約を読んでアップロード可能かどうかを確認すること。

利用規約が無い場合は必ず連絡を取って確認すること

守れない場合VRChat全体が不利益を被り、遊べなくなってしまう可能性があります

 

upload開始から約2分ほどでアップロードが完了。

 

お疲れさまでした!!

 

 

STEAMのVRChatを起動し ログインしてオプションからAVATERメニューを選択すると・・・・

f:id:san_o:20180125054307p:plain

いました。 a Cupです。 画面真ん中にも自分のアバターとしてこっそり映っています。(鏡に映しています

これにてアバターアップロードは完了です。

 

多分、初めから何も引っかからずにアップロードできる人は5人に1人もいないのでは?と思います。

最初はあまりにも長く感じるこのアップロード作業ですが、慣れるとアバターを作るところ以外は10分ぐらいで終わるようになるのでようは慣れです。

 

抜けがあればまた追記しようと思いますので、何かあればメールを送るなりツイッターでメンションするなりDMなりで知らせていただければ幸いです。

 

-2-から結構長い間お待たせしました。

僕自身、VRChatでのアバターがアップロードできない問題(1月24日時点では解決済)に引っかかっていて説明が作れない状況でした。 

 

でも、これで少しでもオリジナルアバターを作ってVRChatに持ち込むことの敷居が下がればなと思います。

読んでいただきありがとうございました。